青学陸上部から学ぶ目標管理シート
目標達成を立てる際には、できれば人に与えられたものではなく、自分自身で立てた目標を達成したいものです。
という事で、本日は(青山学院大学陸上部監督)原晋さんの著書より目標管理シートの部分について引用させていただきます。
ただやみくもに体力を鍛えることや、運動能力を高めることが指導のすべてだと思っている人が大多数だと思う。
試合で結果の出なかったときには練習量が足らなかったとか、心根が悪いからとか、燃えてなかったからとか、よく言われたものだ。
しかし、結果を見て調子のよし悪しを判断するのではなく、ピーキング(大切な大会に向けてコンディションを最高な状態にもっていくように、調整すること)をトレーニングとして日ごろから取り入れ、訓練する必要があると思う。
そのひとつ目が「目標管理シート」の導入である。これは、A4用紙一枚に一年間の目標と一カ月ごとの目標、その下に試合や合宿ごとの具体的な目標を書き込んだものだ。
大切なのは、自分自身の考えて目標を決め、自分の言葉で書き込むこと。
これが選手の自主性につながるのだ。
また「もう少し早く走る」といった抽象的な目標ではダメで、必ず具体的な目標を書かせている。
どんな小さな試合でも目標を設定させ、到達度を確認させる。部員たちは作成した「目標管理シート」を私に提出する。
私はそれに目を通し、コメントを添えて返すのだが、このところ何やかんやと忙しくて溜まってしまっているのが現状だ。
私が目を通した「目標管理シート」は寮の階段の壁に貼りだしてある。
これを見れば、ふだん話していない部員どうしでも相手が何を考え、どういうことを実践しているかを理解できるというメリットがある。
目標を設定して、それを実現するためにどうすればいいかを考え、実行していくというスタイルは、私が営業マン時代に常々やっていたことだ。
監督就任当時から指導をとり入れて来たが、やっているうちにある程度のルール化が進み、すっかりと定着してきた。
とくに4年をワンサイクルとしたときの3巡目、つまり9年目、10年目、そして優勝した11年目はとてもいい形になったと思う。
力がなかなか伸びない選手は、実現不可能な目標を掲げる目標設定のしかたがうまくいかない傾向がみられる。
たとえば、五千メートルでタイムを1分縮めるなどというのは目標ではなくて、妄想でしか過ぎない。
そういう目標を書いてくる部員にはこう説明する。「おまえな、これでは、オレが1か月で20キロダイエットすると宣言しているようなもんだぞ」
一歩ではなく、「半歩先」というのが私の口癖だが、壮大な目標を掲げるのではなく、手に届くところにある目標を確実に達成していくことが大事なのだ。
その半歩が積み重なった時、4年間でのものすごい成長につながっていく。
目標は手に届くところにある一方先ではなく『半歩先』の考え方は参考になります。
実際に青山学院大学では半歩でも積み重なることで優勝というゴールに着実に進むことができたということ。
そして忘れていけないのは数多くの人々に感動を与えたという事ですね!
また、目標は抽象的を認めず、具体的にしていくことで、見える化して徹底していくのも大切です。
なるべく目標は数値化しそれを振り返り検証できるようにするのは行動を見ていくためには必須ですね。
スポーツもビジネスで共通するヒントをいただけるものですよね。
これからは常に半歩先の目標を目指していきます。
アリストテレスさんの名言
『人間は、目標を追い求める生き物だ。
目標に向かい努力することによってのみ、
人生が意味あるものとなる』
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。