『始めたということは、すでに全体の半分以上まで来ているのだよ』
何かを始めたけど続かないとか、3日坊主になった経験がある人は多いと思います。
辞めてしまう理由は様々ですが、「もう諦めそう」と言う時に思い出したいのは、「それを【始めた】という事実自体が素晴らしいのだ」という事かもしれません。
以下、寺島佑郎さんの書籍より引用です。
十五世紀のユダヤの賢人イツハク・アラマは、スペインのサモラに生まれ、そこでユダヤ教学院の最初の院長になった人です。
彼を募ってスペイン全土から多くの学生が集まってきました。
しかし新入生は学院長アラマの講義について行くのは大変でした。
すぐに学問をあきらめようとする若者が続出します。
そのたびに彼は学生に声をかけました。
「始めたということは、すでに全体の半分以上まで来ているのだよ。
もう少し辛抱して続ければ、きっと講義にもついて行けるし、発見もたくさん出てくるよ。」
じっさいその通りなのです。
多くの人は、後一歩でゴールに到達するとか、またはゴール圏に入るのに、その前でギブアップして、みすみす成功を失うのです。
さあ、あなたも気を取り直して、また続けましょう。
7日間続けたら、もう7日間さらに続けてみるのです。
そうすると、さらに続けられるはずです。
成長は階段を登るように、段々と積み重なっていくと思いがちですが、実は成長には踊り場があると言います。
途中成長が感じられず、むしろ退化しているとさえ感じることも。
でも、その踊り場を乗り越えた先には、その時にしか見えない新しい景色も待っているはず。
そう信じて続けることは成長には不可欠なんでしょうね。
「始めたということは、全体の半分以上まできている」
これを心に刻んでおきたいものです。
稲盛和夫さんの名言
『いまこの1秒の集積が1日となり、その1日の積み重ねが1週間、1ヵ月、1年となって、 気がついたら、あれほど高く、手の届かないように見えた山頂に立っていた と、いうのが私たちの人生のありようなのです』
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。