ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

当たり前は当たり前じゃなく一期一会の奇跡


本日3.11東日本大震災より10年ですね。

いつも身近にいる人がいつまでもそばにいるとは限らない。
普段感じる当たり前が実は当たり前なんかじゃないと言うこと。

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頭では分かっていても、その時の感情だったりでついその事を忘れて、素っ気ない態度をとったり、感情をぶつけてしまう事があります。

人と人とがお互いにまた出会えている事、その当たり前が本当は当たり前でなく、奇跡だと言う事を常に心に刻んでおきたいものです。


そのために丸山浩路さんの一文を引用させていただきます。

世のお父さん、お母さん。
初めて我が子が宿ったと知ったときの感動、覚えていますか。


日に日に育つ命を実感し、「無事、生まれますように」と心の底から願ったに違いありません。
ひたすら「五体満足であれば十分」と念じましたよね。

 

そして、生まれた愛しい我が子。
初めて父と母になった夫婦は手を取り合い、涙して喜び合ったはずです。


オムツを替えれば「エライ!よく出したね」と褒めるママ。
初めて歩き出した我が子に「手を貸そうか貸すまいか」とオロオロしつつ、スリルとサスペンスの中、夢中でシャッターを切ったパパ。


子どもの成長の一つ一つが新鮮な驚きと喜びに満ち満ちていたことでしょう。


ところが、月日がたち、かわいい我が子が保育園、幼稚園、そして小学校、中学校へと上がっていくにつれ、ほとんどの親は子どもが成長するのは当たり前と思い込んでしまいます。


たとえば、お母さん。
世の中にはいつの間にか“やまんば”に変身してしまう母親がなんと多いことでしょうか。


「ご飯よ」ですませればいいものを、「なにしてるの!グズグズしてると片づけちゃうわよ」と余計なことまで言ってしまう。
「行ってらっしゃい」でいいものを、「早く帰ってくるのよ!いつも遅いんだから」と脅迫しながら送りだす…。

 

でも冷静に考えてみてください。


子どもが学校に行って、家に帰ってくるのは奇跡なのです。


学校への登下校の途中で交通事故に遭うかもしれない。
なにか不測の事態に巻き込まれることもあるかもしれない。

 

思いもしないことで命を失う人が多い中、「ただいま!」と元気に家に戻ってくること自体が、まさしく奇跡。


親子も一期一会のご縁なのです。


子どもが五体満足で帰ってきたら、「お帰りなさい。よくぞご無事で」と抱き締めてあげる気持ちをどうぞ持ってください。


大切なのは「生きていてくれてありがとう」という気持ちをいつも忘れずに持ち続けることなのです。


生きて再び会えること。


それは紛れもない奇跡なのですから。

 

これはむろん、親子関係だけに限ったことではありません。
午前様で会社から帰ってきた夫にも同じことが言えます。


「まったく、今日もまた飲んできたんだから!」などと目くじらを立ててお怒りにならず、「あなた、無事で帰ってきてくれてよかったわ」と玄関で温かく迎え入れてあげてください(せめて気持ちだけでも…)。

そうすれば夫婦関係だって円満にいきます。

 

また、待ち合わせに相手が遅れて来たとしましょう。


「何分、待たせるんだよ」
「仕方ないよ。仕事なんだから」

これでは一期一会の奇跡に感謝する思いなど、どこかに吹き飛んでしまいます。


だから私はこう言います。

「なにか事故でもあったんじゃないかと思ったよ」
「ごめんなさい」
「会えたからいいじゃないか」

遅れて来ても会えたのだから、それでいい。


生きて会えた、そのことがどれだけありがたいことか。


なにも私が特別やさしい人間なのではありませんよ。
人のご縁は一期一会。
それを忘れずに生きていきたいからこその言葉なのです。


『本気で生きよう!なにかが変わる』大和書房

本気で生きよう!なにかが変わる

 

自分はできた人間ではないからか、その瞬間の感情に振り回される事がよくあります。

子供が産まれてくるときには、「とにかく無事に産まれてくれれば!」と願い、
子育てでも、「自由にのびのび育ってくれれば!」と思いつつも、
ちょっとした事で自分の都合を押し付けたり、期待や周りの目を気にして行動を制限させてしまうこともあります。
また周りに対しても一期一会の出会いに感謝しきれているとはとても言えない事も。。。

目の前にある当たり前が奇跡なのだと、今日は再び心に刻む日にしたいと思います。


相田みつさんの名言
『身近な人の死に逢うたびに 

 私は人間の命のはかなさにガクゼンとします

 この世に人間として生きている尊さを骨身にしみて感じるとき

 私には仕事への闘志が湧いてきます』


あなたの毎日がワクワクに溢れますように。