自分の強みを伸ばそう!
ついつい、自分の欠点にばかり目がいってしまい、強みを伸ばすよりも足りない事に注力しがちになります。
もちろん欠点を補うことや、基本を身につけることは大切ですが、強みに目を向けることも忘れずにいたいものです。
以下、タル・ベン・シャハーさんの書籍より、わかりやすい例え話を引用させていただきます。
ドナルド・クリフトンとポーラ・ネルソンによる著書『強みを活かせ!』には、動物の子どもたちをバランスよく成長させることを目指している森の学校の話が出てきます。
最初の日、子ウサギが学校に行くと、ランニングとジャンプの授業を受けることになりました。
子ウサギはこの科目が大好きでした。
子ウサギは学校から帰ったあとも興奮さめやらぬ様子で、翌日学校に行くのが待ち遠しくてしかたありませんでした。
2日目、学校へ行くと、授業は空を飛ぶことと水泳でした。子ウサギはそのふたつが全然できなくて、学校が大嫌いになりました。
子ウサギはすっかり落ち込み、しょんぼりと家に帰りました。
家で子ウサギが学校をやめたいと話すと両親は、「学校へは行かなくてはいけないよ。まんべんなく何でもできて初めて、将来成功することができるんだ」と取りあってくれません。
次の日、子ウサギが学校へ行くと、今度は空を飛ぶ授業と水泳の補習を受けることになりました。子ウサギはその能力が足りていなかったからです。
一方、ランニングとジャンプの授業は取りやめになりました。
こちらの科目はよくできているから、それ以上の練習は必要ないとされたのです。
これはたとえ話ですが、残念ながらこれに似たようなことが学校から企業までのほとんどの組織で、実際に行われています。たしかに弱い部分を無視するべきではありません。
私たちは社会で暮らしていくために、基本的な計算や読み書きも学び、仕事に必要なスキルを習得する必要があります。
しかし同時に自分の強みも無視することなく、才能や能力を育てるために最大限の力を注ぐべきです。
『次の2つから生きたい人生を選びなさい ハーバードの人生を変える授業2』大和書房
人はだれしも本来凸凹があって、自分の凸部分は足りない人の力になり、逆に自分の凹部分は相手に補ってもらうことでチームとして成果に繋げていけるはずですよね。
ちなみに自分の強みに気がつけないという、別の悩みがある時は、「ストレングスファインダー」のテストを受けてみることもオススメです。
自分の知らなかった強みと出会えるかもしれません。
なるべくなら自分の足りない部分や欠点に囚われすぎず、自分の強みに目を向けていきたいものですね。
ピーター・ドラッカーさんの名言
『あらゆる者が強みによって報酬を手にする。
弱みによって、人は何かを成し遂げることはできない』
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。