増やすだけで無く減らす事も考えてみよう
あれも欲しい、これも欲しいと言うことがあります。
物やお金など財的なものから、友人や知識にいたるまで、欲しいものはたくさんありがちです。
しかし、つい増やすことに没頭しがちな時は、逆に減らす事にも目を向けても良いかもしれません。
守屋洋氏さんの著書より引用させていただきます。
何かを増やそうと一生懸命になることの多い世の中ですが、減らすことの重要性を忘れてはいないでしょうか。
何かを減らすことによって、不要なものを捨て去り、俗世間のしがらみから抜け出すことができます。
交友関係が広いと楽しみが増えるかもしれませんが、もめごとも増えます。口数が多いと、非難を受ける機会も増えるでしょう。
交友関係を整理し、大事なとき以外は口を開かないようにすれば、不要ないざこざも起きません。
また、分別が増えると、考えることも増えて気持ちが疲れます。知恵があり過ぎると、自分が本当にやりたいことを抑え込んでしまう場合もあるでしょう。
何でもかんでも、増やすのが素晴らしいと考えがちですが、本当にそれが幸福につながるのかをよく考えてみましょう。何かが増えるたび、自分の人生に足かせをつけて、束縛していないか見極めてください。
『菜根譚の教え』宝島社
人間は一人ひとり皆違うのですから、考え方が全て同じことはありません。
ですので、人付き合いに関しても抱えれば抱えるほど、調整が必要だったり意見のぶつかりも多くなる。
もちろんそれが大切な事も多々ありますが、ただその数の多さだけが重要かと問われればそうでない事も多いと思います。
これと同様に、自分の周りにある「あれもこれも」と欲する部分は、本当に必要か?逆に足枷、制限になっていないか?
常に見直す心のゆとりを持ちたいものですね!
菜根譚(洪自誠さん)の名言
『静寂な環境のなかで、得られる心の静かさは、ほんものの静かさではない。
活動のなかで、心の静かさを保ってこそ、最高のあり方を体得した者といえよう』
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。