ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

もし明日の新聞一面に載っても大丈夫な選択を‼︎

今回はブログタイトルどおりの僕が昔、リーダーシップを考えるにあたり偶然ジャストなタイミングで出会い、感銘を受けまくりの本から紹介します!
 
 
「米国海軍のお荷物」と蔑視され機能不全に陥っていた戦艦ベンフォルド。
その艦長として着任して、わずか6ヶ月で同艦が抱えていた人的・組織的問題を解決して、海軍No1といわれる「最強のチーム」に大変身させた著者の思考と行動が学べる、という内容です。
 
 
今日は付箋しまくりの、その中から一部を引用させていただきます。
 
リーダーは時として、たくさんの判断を迫られる機会に遭遇します。
まさに責任者。自分自身の責任の元、時には組織のルールから外れてでも、選択する機会が訪れることも。
 
そんな時、この考えを持つようにしています。
 
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ベンフォルドを引き継いだとき、私はこの艦を海軍史上最高の艦にしたいと思っていた。結果だけでなく、「正しいやり方」でそうすることが重要だった。
 
(中略)
 
そのための自己診断法は単純なものだ。こう自分に問いかけるだけである。

「もし、このことが明日の『ワシントン・ポスト』の一面に載って全米中に知られることになったら、それを誇りに思うだろうか、それとも、恥ずべきことだと思うだろうか?」
 
『即戦力の人心術 』 マイケル・アブラショフ著
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あっ、明日の「東スポ」じゃダメですよ‼︎(笑)
 
自分のとった選択がたとえ組織のルールから外れることだとしても、後で振り返って恥ずかしくないと言えるなら、勇気を持ち選択するべきなんですよね。
 
効率や売り上げだけに振り回され過ぎると見失う可能性もあります。
でも、その行動は部下やまわりのメンバーはしっかりと見つめています。
 
そしてそれがチームの行動基準などとして、すぐ現れてしまうもの。
 
リーダーの影響力は思う以上に大きいのですよね。
新聞一面になったとしても自分を誇らしく思えるリーダーでいたいですね。
 
 
マイケル・アブラショフさんの名言
『上司がつねに部下に送り続けなければならない唯一の信号は、一人ひとりの存在と力が自分にとっていかに大事であるかということである。』
 
こちらも大事ですね~!『あなたがいてくれてよかった』を発信し続けたい。
 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。
 
 
 

リーダーは内発的モチベーションを気づかせるのが大切

【豊さの本質って?】
人が感じるモチベーションには、外発的モチベーションと内発的モチベーションがあるそうです。
 
外発的モチベーションとは例えば、給料アップとか、昇進など。
 
内発的モチベーションは自分が成長しているとか、仕事が楽しいなどと言えば分かりやすいかと思います。
 
 
本日は外発的モチベーションについて、こんな物語の引用から見てみましょう。
 
大好きな作家、喜多川泰さんの書籍から。
 
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「同僚が毎月30万円もらっている中、自分だけ40万円もらって働いている一郎君と、

 
自分は50万円もらっているけど、自分以外の同僚はみな100万円もらっている状態の中で働いている次郎君がいるとする。
 
どちらの方が、
 
『自分は幸せだ。成功している』
 
と思って生きていると思うかね?」
 
 
「それは・・・やっぱり一郎君だと思いますけど・・・」
 
「その通り。つまり、自分が豊かであると思えるかどうかは、手にした富の大きさではないというのが分かるじゃろ。
 
多くの人は幸福の基準を自分の中に置くのではなく、他の人との比較に置いている。
 
でも、これでは、絶対に幸せな人間にはなれない。
どこで生きていても、自分よりもたくさんのものを持っている人はたくさんいるからね。」
 
中略
 
「さっきも言った通り、豊かさとは心の状態だ。
だからお金をたくさん持っている独りよがりの心の状態は豊かさを感じることができやすいという意味では間違いではない。
でもだからといって、お金をたくさん持っている人は必ずしも豊かさを感じることができるかというとそういう訳ではない。」
 
「福」に憑かれた男  喜多川泰著
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どうしても、人は比較してしまうものであります。
比較がダメとするのもちょっと違いますが、比較だけに捉われてしまうも考えものですね。
 
物語の中でも、幸せや成功は
『自分自身の人生をどう使い、輝かせるか』
というキーワードが出てきます。
 
つまり、目標を達成しても、不安になってしまうのは人生を何に使うかが決まってないから。
 
重要なのはどうしてそれを手に入れなければならないかのを考える事なんですよね。
 
 
外発的モチベーションだけではなく、内発的モチベーションに気づかせることは、リーダーの役割かもしれませんね。
 
 
喜多川泰さんの名言
『もともと人間には、「自分のため」という目的では発揮できない力が眠っています。
自分以外の誰かのために自分が存在していると感じる機会が増えれば、努力を継続したり、一見不可能と思われるような壁を超えたりすることができる』
 
 
『何のためのに』を大切にしていきたいですね。
 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。
 
 
 
 

読書は心も行動も変える力がありますね!

先日読んだ書籍でまさに腑に落ちる体験がありました。
 
仕事する上でバランス感覚ってとても大事になってきますよね。
 
商売する上でも、売上や効率化も欠かせませんが、「思い」も大切になってくるはず?と思ってました。
 
でも人は迷うんですよね。
「僕のは本当は違うのじゃないか?独りよがりじゃないか?」
と悶々としてたわけです。こう見えて。
 
 
で、その書籍には、
 
『数字や理論だけ、結果が全ての世界のマネジメントがいわば「左脳のマネジメント」、
 
一方、働くメンバー、一人ひとりの思いのこもった仕組みを作る「右脳マネジメント」
こちらもバランスをとりつつ取り入れていくのが不可欠』
と言うことが書かれてあり、なんだか目の前がクリアになったんです!
 
って伝わりませんよね?^_^;
すみません。。。
 
 
さて、だからこのブログも右脳マネジメント的かと。
 
まったく知的でなく、アカデミックさやスマートさも皆無。
 
でも、でも「思い」って飾らないからこそ伝わるんだと思います。
 
 
さあ、言い訳が終わったところで本編です(笑)
 
本日はベストセラーになった「夢をかなえるゾウ」から、繁盛店を見てみましょう。
 
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「でも一つ言えることはな、この店全体でお客さん喜ばせようて気持ちが、あるんや。
 
『この商品、原価安いから儲かるわ』とか『お客さん早く帰らせて回転率上げよ』なんて店側の都合はあらへん。
 
お客さん、つまりお前や。
お前を喜ばせるために、この店はめちゃめちゃ頑張ってんねや。
 
だから、この店には魅力があるんや。
 
お前が『雰囲気いいなあ』って思うのも、この店全体がお前を愛してるからなんや」
 
僕はもう一度店内を見渡した。
 
商品の陳列の仕方、テイクアウト用の袋のデザイン、店員の洋服や接客の言葉にいたるまで、全ての工夫が僕を喜ばせるためにあるということを考えながら見ると、心が温かくなる気がした。
 

「お店はな、自分らが『おいしいわあ』『気持ちええわあ』て思う場所であると同時にな、優れたサービスを学ぶ場所でもあるんや。

 
これからは、ただ店に入って飯食ったりジュース飲んだりするだけやなしに、その店がどんなことしてお客さんを喜ばせようとしてるか観察せえよ。
 
夢をかなえるゾウ 水野敬也
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人を喜ばせるためには、自己満足だけでは上手くいきません。
 
お客様の立場になって、「こうしたら喜んでくれるかな?ビックリしてくれるかな?」と想像していきながら、つくり上げる手を休めてはいけないんですよね〜。
 
 
水野敬也さんの名言
「僕は自分を殺してでも読者を喜ばせたいと思っています。
 
ただし、著者が好きなことを生き生きと書いていると基本的には読者も喜びますよね。
楽しく歌っている歌手のほうが見ていて爽快なのと同じです。
 
だから手段として『好きなこと』を選んで書いています。」
 
 
自分らしく考え、喜ばせるための行為に共感してくれる人が集まる。
 
そんな理想論、貫き通していきたいですね。
 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。
 

笑顔が運んでくれるお金が一番美しい

北九州の天使の美容室、バグジーの久保華図八さんのメンターという、北川八郎さんの「無敵の経営」の書籍の中にこんな一文があります。

 
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新しい時代を生きる人々よ、経営に刀を持ち込まないで下さい。
戦わずして、思いやりと救いで経営を成り立たせて下さい。
 
(中略)
 
では、今まで経営者が振りかざしてきた刀を何に持ちかえたら良いのでしょうか。
 
それは「笑顔」と「温かさ」です。
 
社長である自分自身はもちろんのこと、社員にも、取引先にも、顧客にも、そして家庭にも笑顔をもたらす方策を経営の中心に添えること。
 
「笑顔が運んでくれるお金が一番美しい」
ことを示して下さい。
 
刀を温かさに変えて人々に安らぎを与えて下さい。
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「笑顔が運んでくれるお金が一番美しい」
まさにその通りですね。
 
どんなに売り上げがあっても、お客様、そして自分自身や仲間、家族に笑顔がなくなる商売に価値はありません。
 
どんなに仕事で疲れていても、家に帰って「今日もたくさんの人を笑顔にしたよ!」と言えれば、家族も笑顔になってくれるはずですし、その笑顔を見られれば疲れも吹き飛びそうです。
 
そこに真の温かさがあるのでしょうね。
 
 
 
久保華図八さんの名言
 
「好きな仕事を選ぶのでなく、目の前の仕事を好きになること」そうすることが、道を切り開く。
目の前に与えられたことに一心不乱に取り組んだ人は、幸せをつかむ
 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。
 

神田昌典さんは『ありがとう』のトイレ掃除するのか?

トイレの神様!?】 

経営コンサルタント、作家、日本のトップマーケッターとしても有名な神田昌典さんは果たして、成功法則でメジャーの「ありがとう」とつぶやきながらのトイレ掃除をするのか?

 
なんとも興味深い内容ですが、自身のこの書籍でこの質問に答えておりましたのでご紹介します。
 
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ちょっと内容編集していますので、ご興味ある方は書籍でご覧下さいませ。
 
 
「ありがとう、ありがとう」と、単純なフレーズを唱えことはマントラ効果があり、怖れや怒りなど、悪感情から意識を引き離す事ができる。
 
恐らく脳波は日常行動をしているときのβ波から、リラックスするα波とθ波の中間まで落ち、アイデアやインスピレーションが浮かびやすくなる。
 
だからトイレ掃除をしている間に驚くほどのアイデアが生まれることもあるだろう。
 
(などなど、大いにその効果を分析しつつも)
 
(中略)これだけ効果的なのはわかっている。

しかしながら私自身は「ありがとう」と唱えながらのトイレ掃除はしない。

恐らく仕事に失敗して、人に裏切られ借金まみれになって失意のどん底に陥ってもトイレ掃除はしないだろう。
 
(と、その後神田さんならではのアイデアを紹介しつつ)
今まで言ったどんなことをやったとしても、恐らくトイレ掃除の効果にはかなうまい。
結局は、私の美学の問題なのだ。
 
イデアを得る方法、運を改善する方法はトイレ掃除以外にもたくさんあるから、私としては、自分の美意識にかなうやり方を優先したいのである。
 
勘違いしないでほしい。トイレ掃除が嫌なのではない。
だが、トイレ掃除を業績アップや開運の手段としてやることが、私のスタイルではないということなのだ。
 
運を開くのは大切なことだが、自分なりのスタイルを考えたい。
 
思考を放棄して、言われるままに動くこと。それで運が改善しても、人間的魅力は宿らない。
 
 
引用抜粋『あなたの前にある宝の探し方』神田昌典講談社+α文庫
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大事なのは最後の一文に集約されていますね。
 
どんなことでも、自己を失い、ただ言われた事を思考停止状態で行う先には、何も身につかないと言う事。
 
これだけ膨大な情報が一瞬で検索できる状態になり、手軽に賢く、楽にこなせる環境が整う時代ですが、そこに意味や価値を見出せず、ただマネるだけでは多少の得はあったとしても、人間力は身につかない。
 
常に自分自身に言い聞かせていたいものです。
 
でもトイレ掃除はとっても大事、さあ、今からウチのトイレも掃除してこよっと!!
 
 
神田昌典さんの名言
『分析的に考えてしまうと、そこにはワクワクが生じませんから、新しい価値をつくりだすことはできません。新しい発想やアイデアは、自分を快の状態にもっていき、脳を活性化することから生まれます。』
 
 
ワクワクは脳を活性化してくれます。
 
あなた毎日がワクワクに溢れますように。
 
 

お子様がいる方は共感していただけますか?

 【子育ても人育ても良く似ているシリーズ番外編】

 
前回ブログを書いていて、「ハッ!」っと、子育ての指針となっている、詩を忘れていたのに気づきました。
 
デール・カーネギーの『人を動かす』の中で紹介されていた「父は忘れる」と言う一文です。
 
ちょっと長いですが、子供がいる方には心震える内容かと思います。
僕は当時子供産まれる前にも関わらず、衝撃を受けました。
 
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 『父は忘れる』 リヴィングストン・ラーネッド
 
 坊や、きいておくれ。お前は小さな手に頬をのせ、汗ばんだ額に金髪の巻き毛をくっつけて、安らかに眠っているね。
 
 お父さんは、ひとりで、こっそりお前の部屋にやってきた。
 
 今しがたまで、お父さんは書斎で新聞を読んでいたが、急に、息苦しい悔恨の念にせまられた。罪の意識にさいなまれてお前のそばへやってきたのだ。
 
 
 お父さんは考えた。これまでわたしはお前にずいぶんつらく当たっていたのだ。
 
 お前が学校へ行く支度をしている最中に、タオルで顔をちょっとなでただけだといって、叱った。靴を磨かないからといって、叱りつけた。また、持ち物を床の上に放り投げたといっては、どなりつけた。
 
 
 今朝も食事中に小言を言った。食物をこぼすとか、丸呑みにするとか、テーブルに肘をつくとか、パンにバターをつけすぎるとかいって、叱りつけた。
 
 それから、お前は遊びに出かけるし、お父さんは停車場へ行くので、一緒に家を出たが、別れるとき、おまえは振り返って手を振りながら、「お父さん、行っていらっしゃい!」といった。すると、お父さんは、顔をしかめて、「胸を張りなさい!」といった。
 
 
 同じようなことがまた夕方に繰り返された。
 
 わたしは帰ってくると、お前は地面に膝をついて、ビー玉で遊んでいた。
 長靴下は膝のところが穴だらけになっていた。お父さんはお前を家へ追いかえし、友達の前で恥をかかせた。
 
「靴下は高いのだ。お前が自分で金をもうけて買うんだったら、もっと大切にするはずだ!」
 
-これが、お父さんの口から出た言葉だから、われながら情けない!
 
 
 それから夜になってお父さんが書斎で新聞を読んでいる時、お前は、悲しげな目つきをして、おずおずと部屋に入ってきたね。
 
 うるさそうにわたしが目をあげると、お前は、入口のところで、ためらった。
 
 「何の用だ」とわたしがどなると、お前は何もいわずに、さっとわたしのそばに駆け寄ってきた。
 
 両の手をわたしの首に巻きつけて、わたしに接吻した。
 
 お前の小さな両腕には、神さまがうえつけてくださった愛情がこもっていた。
 
 どんなにないがしろにされても、決して枯れることのない愛情だ。
 
 やがて、お前は、ばたばたと足音をたてて、二階の部屋へ行ってしまった。
 
 
 ところが、坊や、そのすぐ後で、お父さんは突然なんともいえない不安におそわれ、手にしていた新聞を思わず取り落としたのだ。
 
 何という習慣に、お父さんは、取りつかれていたのだろう!
 
  叱ってばかりいる習慣-まだほんの子供にすぎないお前に、お父さんは何ということをしてきたのだろう!
 
 決してお前を愛していないわけではない。お父さんは、まだ年端もゆかないお前に、無理なことを期待しすぎていたのだ。お前を大人と同列に考えていたのだ。
 
 
 お前の中には、善良な、立派な、真実なものがいっぱいある。
 
 お前の優しい心根は、ちょうど、山の向こうからひろがってくるあけぼのを見るようだ。
 
 お前がこのお父さんにとびつき、お休みの接吻をした時、そのことが、お父さんにははっきりわかった。ほかのことは問題ではない。
 
 お父さんは、お前に詫びたくて、こうしてひざまずいているのだ。
 
 
 お父さんとしては、これが、せめてものつぐないだ。
 
 昼間にこういうことを話しても、お前にはわかるまい。だが、明日からは、きっと、よいお父さんになってみせる。
 お前と仲よしになって、一緒に遊んだり悲しんだりしよう。小言を言いたくなったら舌をかもう。そして、お前が子供だということを常に忘れないようにしよう。
 
 
 お父さんはお前を一人前の人間とみなしていたようだ。こうして、あどけない寝顔を見ていると、やはりお前はまだ赤ちゃんだ。
 
 昨日も、お母さんに抱っこされて、肩にもたれかかっていたではないか。お父さんの注文が多すぎたのだ。
 
「人を動かす」 デール・カーネギー著 より
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「子供は三歳までに一生分の親孝行をする」と言う話しもありますが、まさにそこにいてくれている事だけで幸せなはずなんですね。
 
イライラしてしまうのは矢印が自分だけに向いてしまうからでしょう。
自分の箱に入ってしまうのではなく、いつでも箱の外にいられるようにしていきたいものです。
 
 
さて、さっそく帰って子供たちの寝顔を見ることにします!
 
 
今回は子育てだけになってしまいました。せっかくなので最後にソニーの創業者・井深大さんの名言
 
「両親がひたむきに生きる姿自体が、どんな幼い子にも素晴らしい影響を与えるんです」 
 
 
まずはひたむきに努力する姿みせていきたいものです!
 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。

えっ!怒りの前には別の感情がある?

【子育ても人育ても良く似ているシリーズ】

 
ついつい子供やスタッフを叱ってしまい、後で後悔したっていう経験ありませんか?
 
その「叱ってしまう時」の心理状態ってどうなっているか、わかりますか?
 
日本メンタルヘルス協会の衛藤先生はこう解説してくれています。
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例えばデパートに買い物に行った時。
 
子供はいつもよりテンション高めで走りまわっています。
 
しばらくして気づくと、自分の子供がいません!!
 
慌てて探しまわっても見つからない。。。
 
迷子なのか?まさか誘拐!?
 
思わず背中が寒くなり、冷や汗も吹き出てきます。
 
「ど、どうしよう⁈」
 
さらに小走りに別のフロアを探していると、そこで迷子になっていた自分の子供を発見。
 
その時の第一声は
 
「だから走りまわったらダメだって言ったでしょ!!」
 
「あんたはいっつもそうだ!もう二度と一緒に連れてこないからね!おやつも抜き!」
 
なーんて怒鳴ってしまうことあります。
 
でも、実はこの怒りの感情の前に、ある感情があるのだと、衛藤先生は言うのです。
 
それは
「よかった~!という安心」
 
いなくなって、心配で心配でたまらなかった訳です。
 
それが無事だったというのが分かり、誰もが安心するのです。
 
その感情の後にやってくるのが、自分の思いを理解してくれなかったという事に対する怒りの感情なんですね。
 
 
では仕事の場合どうでしょう?
仕事でも、例えば約束の納期に間に合わせられず、その事に対して叱ってしまう。
 
これも「自分は相手ならやってくれるはず」と言う期待があり、それが叶わなかったから、
 
「悲しい」
 
と言う感情が隠れているんですね。
 
 
では、叱るのではなく、その場合どうすれば良いのでしょう?
 
「いいよ、いいよ〜。次、気をつけてね」
では舐められる?
 
確かに。
 
 
答えは、"自己開示"が大切になってくるそうです。
 
つまり自分の怒りの感情の前に隠れている感情を素直に相手に伝える。
 
この場合なら
「君なら期限に間に合わせてくれると思ってたから、間に合わせられず僕はとても残念だよ」
 
って伝えることで、相手は怒鳴られるよりも心に響くはずです。
 
「そんなに期待してくれてたのに、自分が不甲斐ない」って感じてくれるはずです。
 
 
もちろん怒りの感情って、沸点が早いので、その場で冷静に考えていられない!って気持ち良く分かります。
 
常に僕もあとになって後悔することばかり。。。
 
 
でも、でもですね、こうした
 
「怒りの前にもう一つの感情が隠れているんだ〜」
 
って、知っているのといないのでは、たぶん大きな差になると思うんですが、どうですか?
 
 
☆読書が苦手な方には今の書籍マンガ化ブームよりはるか昔の本ですが、こちらがオススメです。
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衛藤信之さんの名言

人間は防衛的な存在です。自分のミスを批判的に言われると、無意識がそれを感じ取って反発心を持ち、素直に反省できなくなります。ユングは言っています。人は心の奥では集合無意識でつながっていると。 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。