最後はどこへ辿り着きたいのかを決めておく
家族や仲間、そして会社でも、向かう場所、つまりゴールが明確になっていることが大切ですね。
そこへたどり着くためにはどんな道のりなのか?その行程までも愉しめるようになりたいものです。
ひすいこたろうさんの書籍より引用させていただきます。
僕には憧れている光景があります。
場所は山のてっぺん。
時間は夜。
降ってくるような星空を見上げながら好きな人と2人きり。
少し離れて体育座り。
時間も忘れて星空を見る。
ふとした瞬間に気になる。
「僕はこうしてきれいな空を、時間を忘れてみている。けれど、彼女はどうしているのだろう?」
退屈してるんじゃないか、とおそるおそる彼女へ視線をずらすと、彼女もうれしそうに星空を見上げている。
そして、僕の視線に気づいて、ふとこちらを見る。
そこで、ニコッ微笑む。「きれいね」と鼓膜には響かないけど、心から伝わる声と共に・・・
見つめ合わなくても、同じものを見て、同じような感動を味わえる瞬間。
これこそが一番すばらしいと思うのです。
「星の王子さま」を書いたサンテグジュペリはこういっています。
「愛とは見つめ合うことではない。ただ同じ方向を見ることだ」
二人の位置は違っていい。
価値観が違ってもいい。
同じ方向観てればいいのだ。
まさに、そういう例が、経営コンサルタント・福島正伸先生から教えて頂いた話の中にもありました。
ある兄弟で会社の経営をしているのですが、ケンカばかりで仕事にならないと、福島先生のもとに相談にきました。意見の衝突があると子どもの頃の話までさかのぼってケンカになるのだとか。
この相談に福島先生はどのようにアドバイスしたでしょうか?
「ゴールを決めましょう。最後は、兄弟で、お互い分かり合い、抱き合って涙を流すというゴールを決めましょう。」
「決めましたか?」
「はい、決めました」
「では、今日から思う存分ケンカをしていいですよ。どんなにケンカをしても、最後に抱き合うというゴールを決めたのですから・・・」
ケンカをしたっていい。最後は、どこへ辿り着きたいのか?
そのゴールさえ決めておけば、すべてはそこへ辿り着くための「プロセス」になるからです。
『運命の流れを変える!しあわせの「スイッチ」』 王様文庫
作家の喜多川泰さんは旅に出るときには、まず、行く前の段階から何があっても、この旅を愉しもう!と決めておくのが大切と言ってました。
例えばもし手荷物が足りず、困ったことになっても、愉しむとさえ決めていれば、その場で対処しトラブルさえも愉しいエピソードにする事ができるのだと。
先にゴールを決めておく。愉しむと先に決めておく。大切にしていきたいですね!
ロバート・ルイス・ スティーブンソンさんの名言
『希望を持ちつつ旅をするのは、そこに行き着くことよりも楽しい』
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。