ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

言葉を変えると生き方まで変わってくる

日本には古くから『言霊』と言われ自分の発する言葉が現実に影響すると言われていますよね。

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自分の状況に合わせて適切な言葉を発することも大事ですが、言葉を先に変えることで自分自身をコントロールできるということも忘れては行けないと思わせてくれるエピソードがこちら。世界No.1コーチと言われるアンソニー・ロビンズさんが教えてくれています。

何年か前、仕事上のあるミーティングで大いに目を開かれたことがある。

そのときに学んだのが、すばらしい「言葉のパワー」だった。

それは3人でのミーティングで、直前に、別のある仕事仲間がわたしたちを不利に追い込もうとしていたことがわかった。

わたしはその状況に動揺していた。

腹を立てていたと言ってもいいと思う。

ひとりは怒りで顔を真っ赤にして、「絶対に許せない!」と吐き捨てるように言った。

何もそこまで、と思ったので、なぜそれほど怒っているのかとたずねると、この友人は「心底から怒りをかきたてれば力が湧いてくる。そうすれば状況をひっくり返すことができるじゃないか」と答えた。


しかし、もうひとりの方はじっと座ったまま、こう言った。


「ちょっとヤダね」


わたしはこの言葉に驚いた。

「なぜ〈腹が立つ〉じゃなくて〈ちょっとヤダ〉なんだい?」

「頭に血が上ると自分をコントロールできなくなる。そうなったら相手の思うつぼだからね」

 

〈ちょっとヤダ〉…わたしは、こんな間抜けな言葉は聞いたことがない、と思った。

これほど成功した人物が、どうしたらまじめくさった顔で、こんな言葉を使えるのだろう。

だが実は、この友人はまじめくさった顔などしていなかった。

それどころか、わたしだったら気が変になりかねないこの話題を、ほとんど楽しんでいる雰囲気だった。

 

この〈ちょっとヤダ〉は、彼にとっては絶大な効果のある言葉だったのだ。

しかも、わたしにも効果があった。

この言葉を聞いてから、どういうわけか、少し気分が落ち着いてきたのだ!

そこで、自分でも試してみることにした。

ある出張でホテルへ着いたとき、たしかに予約したはずの部屋がとれていないことがわかった。

部屋をおさえるのにずいぶん時間がかかったので、こう言ってみた。

「ねえ、あんまり長く待たされると〈ちょっとヤダ〉なあ」

フロント係りは顔を上げ、とっさにどう反応していいかわからず、思わず笑顔を見せた。

わたしも、つい笑顔になってしまった。

 

その後の何週間か、わたしはこの言葉を繰り返し使ってみた。

するとそのたびに、このあまりに間抜けなセリフのおかげで、怒りや落胆を表現するときのパターンが崩れていくのがわかった。

そしてすぐに、心のこわばりがとれていった。

 

「腹が立つ」「頭にきた」「もう我慢できない」などの言葉を使ったあと、あなたはどんな感情を持つだろうか。

自分に対してどんな質問をするだう。

あなたの意識はどこを向くだろう。

血圧だって天井知らずに上がってしまうのではないだろうか。

だが、「腹が立つ」の代わりに、「ちょっとヤダ」と言えばどうだろう。


ほかにも、「とても手が回らない」を「引っ張りだこだ」、
「頭にきた」を「少しうるさい」、
「イライラする」を「刺激されている」、
「拒否された」を「誤解された」、
「もう我慢できない」を「少し気にさわる」

などと言い換えていけば、また違った気分がしてこないだろうか。

だまされたと思って一度やってみてほしい。

 

言葉には感じ方を変えてしまうだけのパワーがある。

だからこそ、「わたしには夢がある」というキング牧師の演説や、「自分が国のために何ができるかを考えよう」というケネディの言葉は、何十年も前のものでありながら、今でもわたしたちの心を打つのだ。

逆もまた真なりだ。

 

気分を表す言葉を変えるだけで、幸せな気持ちを増幅することができる。

たとえば「まあまあだ」の代わりに「ゴキゲンだ」と言ってみよう。

単に「おもしろい」というだけでなく「夢中だ」、
「OK」の代わりに「最高」、
「そこそこいい」よりも「すごい!」
と感じるようにしよう。

単に「決めた」というより「最後までやりぬく」の方がずっといい。

 

『人生を変えた贈り物』成甲書房

人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン

 

 この話で思い出したのが、ベストセラー作家ひすいこたろうさん。そのお話でこんなのがありました。

バイリンガルの知人が、あることで悩んでいるときに、ポツリと言った言葉…

「もう人生ズンドコで…」

ズンドコ…

英語を勉強しすぎたせいで、ドン底の響きを忘れてしまい、思わず「ズンドコ」って言ってしまったそうです。

これには周囲は大爆笑!

人生のドン底にいたとしても、「ズンドコ」って表現するだけでパッと明るくなるんですね』

たった一言変えるだけで意味がまったく変わり大爆笑さえ生まれます。
そうするとドン底さえも笑い飛ばせる状況を、人に頼るのではなく、自分自身で生み出すことができるんです。

言葉一つとってみても自分の人生を左右すると考えて、普段使いの言葉をちょっと見直してみようと思います。


斎藤一人さんの名言
「天国言葉」
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しあわせ
ありがとう
ゆるします

あなたの毎日がワクワクに溢れますように。