ズバリ、『なぜ会社は変われないのか』という本です
雑談していますか?
『雑談力』みたいな本もたくさんありますが、コミュニケーションはいつも大切ですね。では職場での雑談ありでしょうか?
同じ雑談でも、「まじめな雑談」は会社の風土を変える力があるようです。
今回は師匠から教わった、企業風土の変革をサポートする、こちらの書籍から引用させていただきます。
もともと職場の風景というのは、立場やポジションによって見えかたが違うのもである。
特に、上から見るそれと下から見るそれは違いがはなはだしい。
例えば、風土・体質改革についても「社員が期待するもの」と「経営陣、特に社長が期待するもの」とは、どうしても同じにはならない。
一方が、より働きやすい環境を期待しているのに対して、他方は社員が元気で頑張ってくれることを期待する。
立場が違うから、期待するものが違うのは当たり前と言えば当たり前なのだが、この違いは、しばしば相容れない認識の差になって表れる。
下の人間を、がっちり管理して働かせる、いわゆる“できる”管理職に対する見方の違いなどは、そのいい例である。
特に、そういう管理職が説明能力が高くて、上の心をつかむのがうまい一方で、人の「やる気」などの要素はあまり重視していない場合などは、その管理職に対する上と下の評価は正反対になる事が多い。
往往にして、下の人間の上に対する不信感は、そうした認知のギャップによって生じ、双方の関係はどこまでも川をはさむ岸のように平行線をたどることになる。
しかし、上の人間はそんな実態になかなか気づかない。上の人間の限られた情報源の一つである会議の場などからは、上から受けのいい管理職が、下からどうみられているかといった情報は意外に入りにくいものである。
気付こうにも、情報が出入りする窓が開いていないのである。
中略
上から見る風景に慣れてしまうと、知らず知らずスクリーニングされた情報だけに接している自分たちの日常や、その限られた情報の中で判断を行なっているという現実にも思いが及ばないことが多い。
実際、上層部の人間は、現実との隔たりさえ感じないほど遠い立場に自分を置いていることが少なくないのである。
しかし、雑談の場というのは、立場を超えてみんなが等間隔で気軽に話ができる、いわばボーダレスな場である。
『なぜ会社は変われないのか』 柴田昌治著
ここでの「まじめな雑談」は「気楽にまじめな話をする」ことを表すので、いわゆる昨日のサッカーの話などの雑談とは違い、オフサイトミーティングを表しているそうですが、いずれにしても、上下関係をあまり意識せずに話せる環境づくりはいつの時代でも大切です。
形式だけの面談や、意見交換会ではなかなか真相までは届きません。ではそのためにどんな準備が必要か?
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それは書籍を読んでいただくとして(笑)
ストーリー仕立てで読みやすく【場】の重要性を再確認できること間違いなしです。
上に立つ人は常に『自分は裸の王様になっていないか?』意識していきたいものですね。
柴田昌治さんの名言
『チームや社員同士がきちんとぶつかることは、むしろ会社の進化にとってなくてはならないこと。』
ストーミング期は大切ですね〜‼︎
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。