イキイキした人生の人はいつも楽しいことしか起こらない?
まわりを見渡すと、いつも楽しそうにイキイキと働いている人もいます。
さて、その人のまわりではいつも楽しいことばかりしか起こっていない?
っと、そんなはずはありませんよね。きっといつも不機嫌な人とそこまで大きな差はないかも知れません。嫌な事もあるはずです。
では、どこにその差があるのでしょうね。
本日はこの本から引用させていただき、考えてみました。
「ラ・ボエム」というイタリアンのチェーンがあります。この店の特徴は、店員さんが、客を楽しませようという気持ちに溢れているところにあります。
カルボナーラを運んでくると
「今日は気持ちを込めて黒コショウふっておきましたから」
カクテルを持ってくるときは
「このカクテルを飲むと、情熱的になりますよ」
それを皮切りに会話が弾みます。
仲良くなった1人の店員さんに聞きました。
「皆さん、サービスがいいですね。会話がすごくうまい。研修をしているんですか?」
「いえ、研修は特にありません。ただ、お客様のテーブルに行ったら必ず、何でもいいから楽しんでいただけるような話をしてきなさいとは言われています。だから考えるんですよ。どうすれば楽しい会話ができるかなって」
一方、あるスーパーマーケットの管理職の方と話していたらこんな話がありました。
「命令調で怒鳴っちゃう店長がいるんです。「元気に挨拶しろ!」って。
すると店員は怖いから、誰にでも大きな声で挨拶しちゃう。でも、とぼとぼ歩いているおばあちゃんには、語りかけるようにあいさつしたほうが いいかもしれないし、子供に対してはにっこり挨拶したほうがいいかもしれない。そういう臨機応変な接客ができなくなるんですよね」
人の行動を生み出す要因の中でも大きいのは、内側で自分自身にどんな問いかけをしているかです。
朝、出勤途中に、重いトーンで「今日は上司に何を言われちゃうんだろう?」
という質問を自分に投げかけている人と、快活な響きで
「どうやったら今日は効率よく楽しく仕事ができるだろう?」
と語り掛けている人とでは、自ずと生まれる行動は違います。
ですから、上司、親、先生など、人を指導育成する立場にある人に課せられる1つの役割は、肯定的な問いかけを相手の中にいかに内在化させるかということになります。
いかがでしょう?
普段から自分へどんな声かけをしているかで差がでてきそうです。
例えば仕事に向かう姿勢一つでも、その微差が積み重なると習慣になっていくのでしょう。
冒頭のいつもイキイキと働ける人は、意識、無意識かはわかりませんが、少なくとも自分自身へプラスの問いかけができているという事なのでしょうね。
そして、リーダーの役割としては、肯定的な問いかけに相手をもっていける習慣づくりができる事も大切な仕事なんだと考えていないといけないな〜と感じた次第です。
中村天風さんの名言
『やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらないんです。』
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。