ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

株式会社自分の思考は必須ですね!

 ビジネスオーナーはもちろんですが、サラリーマンも自分の仕事一つひとつに常に経営の意識は大切ですね。

 

取り組みひとつとっても、常に変化、進化させることは出来ないか?と、自分ゴトとして思考していく習慣が必要になってきます。

 

今回は松下幸之助さんの「人を活かす経営」よりその点のお話を紹介させて頂きます。

[新装版]人を活かす経営



会社の仕事、経営をよりよく進めていくために、これは大切なことである。
是非、従業員にも伝えなければならない。
そう考えたので、早速その日に皆に話した。

 

「皆さん、一日の勤務を終えて、相当疲れておられるだろうが、 思いついたことがあるので、ちょっとお話申し上げたい。

近頃は、店の拡張された関係もあってか、全体の人がただ仕事をするということにとらわれて、「もっと能率的な方法はないか」ということに考えを及ぼさず、ただ事務的に流れるようになってきた傾向にある。

こういうことではいけない。これでは決して進歩は望めない。


我々は、我々の仕事を、どれも1つの経営と考えなければならない。
どのような小さな仕事も、それが1つの経営であると考えるときには、そこに色々な改良工夫を巡らすべき点が発見され、したがってその仕事の上に新しい発見が生まれるものである。
世間のすべての人々が同じように努力しながら、成功する人は稀であるのは、今言った経営の観念にかけ、なんらの検討工夫をなさず、ただ仕事に精を出しているにすぎないからである。
本所(松下電器製作所) もそのような人々の集団であるときは、その将来を危ぶまれる。


1人で世間へ放り出しても立派に独立独歩することができ、何をしても1人前にやっていける人々の集まりとなってこそ、初期の目的が達せられるわけであり、かつ、そのような経営者としての修養を積むことによって、皆さん各自の将来もどのように力強いものとなるかを考えねばならない。」

 

私はこの時、経営意識を持つというか、どういう仕事をするにしても、ただ決められたとおり、命じられたとおり、熱心に取り組んでいくというだけでなく、自分なりによりよき姿を求めて、工夫を凝らしてこそに変化、革新を生み出していくことの大切さを説いたのである。

そして一人ひとりがそういう形式思ったら、自分の仕事の経営者にならなければならない、ということである。

よりよき経営を進めることができるかどうかは、全て人にかかっている。

経営のよろしきは人次第である。

 

自分を作っていけるのは自分だけですね。
やる、やらない、考える、考えないも自分次第です。

 

トヨタでは、「動くのではなく働く」という考え方があるそうです。
頭を使わずに、動いていて「忙しい」「時間がない」というのはどんなにたくさん動いていようが評価は×だそうです。
頭を使わなければ「よく動いていても、働いたことにはならない」

つまり、熱心に働くことは大事だが、それだけの仕事では成長もないという事です。

 

何のために働いているのでしょうか?
お客様のため? 会社のため?家族のため?

 

何のためにせよ、自分は「言われたことはしっかりやっている!」という「作業する」だけの人生ではなく、自分をどう経営していくか?「考えて行動し、変化させる」人生を過ごしていきたいですね。

 

あなたの毎日がワクワクに溢れますように。