ジャイキリ=まわりの期待値を超える成果を生み出すこと
出会うべきして、出会う本にはちょうどのタイミングでやってくる。
まさにそんな感じで学びになったのがこちら。
楽天大学学長の仲山進也さんのちょっと視点が変わった書籍、マンガ「ジャイアントキリング」(サッカーの監督が主人公)のシーンを絡めつつ、チームビルディングの内容を伝えてくれるという、素晴らしいものでした。
まず「はじめに」からやられます。主人公である達海猛の言動は
まずは選手たちの気持ちをグッとつかむ情熱的かつ論旨明快なプレゼンテーションをし、チームの雰囲気をよくしながら、うまくまとめていく。
その上で、自分が得意とする戦術をチームに伝授し、与えられた役割を徹底的にやり切らせる。
結果がでたら活躍した選手をほめ、結果が出なければ叱咤激励して、さらにモチベーションを高めていくー。
・・・・・・なんてことは一切やりません、達海は。
むしろ全く逆で、あえてチームに混乱を巻き起こすような練習を仕掛けます。
どうですか?
良く言われるリーダーシップとは ?みたいな内容ではないんです。
「相手に合わせて、雰囲気良く、仲間をゴキゲンにして楽しいチームにしていきましょうよ!」ではグループにはなっても、チームにはならないと言うんです。
では、どんな集団がグループではなく、チームなのか⁉️
それはこの本と、『ジャイキリ』を読んでのおたのしみとして・・・(笑)
書籍では仲山さん、グループがチームになる4つの段階として、
フォーミング
ストーミング
ノーミング
トランスフォーミング
と段階を説明してくれています。
タックマンモデルというのもありますが、最後4つめパフォーミングと言う部分が違うようです。
トランスフォーミングはイモムシがさなぎになり、そして蝶に変態するイメージだそうです。
さて、ストーミングというのはフォーミングでお互いを知って形づくりができた上で発生する、「嵐」のような感情や関係性のぶつかり合い。
監督の達海はそれを受けいれられる、ストーミング体質、逆に元に戻そうとするフォーミング体質のメンバーも描かれまているとありましたが、僕はそう考えると明らかにフォーミング体質。
これまでストーミングが起こりそうになると必死に止めに入ってました。(>_<)
でも、この状況がストーミングなのか?と考えられるようになれば、今後の対処するスタンスは大きく変わります。
またメンバーにも、ストーミングは起こるべくして、起こるものであり、成長のために必要なプロセスということを共有することで、解散は避けられるのだと学べました。
こちらスムーズに読める内容ながら、チームビルディングに関して、深い学び多き書籍で何度も読みこみたい内容でした!
達海猛監督の名言
「何でも思い通りにいって何が楽しいよ。
俺が楽しいのは、俺の頭の中よりスゲーことが起こった時だよ」
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。