ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

あなたの肩に乗っけているのは誰のサル❓

先日のブログでも書きました、仕事をする上ではもちろん、人生においても7つの習慣で言うところの「緊急ではないが、重要なこと」にあてる時間が大切です。でも実際なかなか難しいという問題。

 
つまり時間管理の問題ですが、とても示唆に富んだ本を読みましたのでご紹介します。
 
『1分間マネージャーの時間管理』という書籍です。
 
人より多くの事を抱えがちな方はとても学びがあるかと思います。
 
時間管理がうまくいかない、苦しめている原因は
 
『サル』
 
だと言うのです!
 
 
1分間マネージャーは例え話を交えてサルの定義を説明してくれた。
 
それがあまりにも具体的でリアルだったから、今でも一字一句ほぼ正確に覚えている。そのとき彼はこう言った。
 
「僕は今、社内を移動しているとしよう。途中、廊下で部下とすれ違い、話し掛けられる。
 
『おはようございます、課長。ちょっと、いいですか。実は現場で問題が起きまして・・・』
 
問題と聞いて無視するわけにはいかないから、僕は足を止め、部下の話しに耳を傾ける。 
だいたいの説明を聞くうちにあくびが出てくる。
 
僕にとって、その程度な問題は問題のうちにも入らない。しかし、時間はあっという間に過ぎていく。
腕時計に目をやると、5分ぐらいかと思っていた立ち話は30分にもおよんでいた」
 
 
「先方と約束した時間はすでに過ぎている。部下の話しを聞く限り、指示を出す必要があることは分かったが、どう指示していいのかはまだわからない。
 
そこで僕は『非常にゆゆしき問題だが、今はゆっくり話している暇がない。少し考えさせてくれないか』と一応の返事をする。そして、ふたりは別れた」
 
 
一分間マネージャーは話しを続けた。
 
「今のやりとりを離れたところから観察していれば、ふたりのあいだに何が起きたのかは一目瞭然だ。
 
ところが、渦中の当事者はほとんど分からない。
立ち話が始まるまで、サルは部下の肩に乗っていた。
 
立ち話が始まると、部下の案件は僕と部下の案件になるから、サルは僕の肩に片足を移動した。
 
そして僕が『少し考えさせてくれないか』と言った瞬間に、サルはもう片足も僕の、肩に移動させる。
 
部下は10キロほど身軽になって、その場を去るんだ。
 
どうしてだかわかるかい?サルが僕の肩に完全に乗り移ったからだよ
 
「部下の言う【問題】は、部下が担当するプロジェクトで発生したとしよう」
 
「部下はその問題に対応するだけの能力がある。
その場合、サルを預かった僕は、本来なら部下がやるべき仕事をふたつ引き受けたことになる。
 
ひとつは問題への対応、もうひとつは進捗状況の報告。
 
つまり、こういうことだー」
 
『サルのいるところは二つの役割が生じる。世話役と監督だ。』
 
「この例だと、僕が世話役で、部下がその監督。部下は自分が上役であることを確認したいから、僕のオフィスを1日に何度ものぞいて
 
『こんにちは。例の件、どうなりました?』
 
と聞くわけだ。
 
そして満足のいく回答が得られないと、早くやれと、せかし始める・・・本来は部下の仕事なのにね」
 
私は言葉を失った。
 
上下関係が逆転する経緯を分かりやすく説明してもらったおかげで、自分のオフィスにサルがうようよしているのが分かった。

 

1分間マネジャーの時間管理 (フェニックスシリーズ)

 

 

いかがでしょう?

いい人と言われる人ほど、そして頼りになるほど、人の「サル」を背負いがちじゃないですか?

 

 

この考え方を知るだけでも、時間管理の考え方が変わるかと思います。

 

あなたが本当にやりたい、やるべき緊急ではないが、重要な事に取り掛かるための時間はどう捻出していきますか?

 

 

スティーブ ジョブズ氏の名言

この地上で過ごせる時間には限りがあります。

本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、二つか三つくらいしかないのです。

 

プレイングマネージャーという言葉もありますが、本当は全部自分がやらないと成り立たない事があること自体が実は問題だったりします。

 

つまり自分の代わりをできるチャンスを与えなかったり、引き受け過ぎて人が育たない原因を自分自身が作っているかもしれないのです。

 

人育てもリーダーに欠かせないスキルですね〜!

 

 

あなたの毎日がワクワクに溢れますように。