不採算店を回復させる店長の秘密の道具とは?
先日、ニコンメガネレンズ70周年記念コンベンションというのが品川であり、ゲストスピーカーによる特別講演セミナーと言うのに参加させていただきました。
講師の方は元ルイ・ヴィトン販売実績NO1のビジューライフ株式会社 鈴木比砂江さん。
タイトルは『売上が伸びる接客』というものでした。
タイトル通り、接客での役立つ話しも学び多きものでしたが、その中の事例でリーダーシップに関する事例もありましたのでご紹介します。
ある洋服チェーン店の男性店長、不採算店に行くと必ず立ち直らせると話題になっていると言うことで鈴木さんが会いに行ってきたそうです。
昨対50%の店でもその店長が行くと、まず2ヶ月で100%まで売上が戻ると言います。
さて、どんな教育をしてるのでしょうか?
気になりますよね〜?
答えは2ヶ月は「何も教えないそうです」(笑)
ただ一つ徹底してその店長がするのが、あるものを常に持ち歩くこと。
それは付箋だそうです。
スタッフがすることの細かな部分に対しても、きちんと感謝の声をかけると言うのは大事です。
しかし日常的に接客や作業してるとなかなか声を掛けられないもの。
ですのでその店長は、例えば即
「今一番最初にお客様に声掛けてくれてありがとう!」と付箋に書き、レジに貼ることで、とにかく感謝を伝えること。
これを2ヶ月間徹底するのだそうです。
たったこれだけで昨対100%までは上がると言います。
「たったこれだけ」と書きましたが実際に、これをやり続けられる人はなかなかいないかもしれませんね。
誰にでも出来ることを誰も出来ないくらいやり続ける。
ここにヒントがあるかと思います。
また、感謝もただ「ありがとう」ではダメで、鈴木さんは
『具体的➕ありがとう』
が大事と言います。
これがお客様にも、そしてスタッフのモチベーションにも有効と言うことなんですね。
なぜなら具体的であればあるほど、
『私にとってあなたは特別なんです』
が伝わるからですね。
まだ読んでませんが鈴木比砂江さんの本、読んでみたいと思います。