ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

伝える秘訣はお客様もスタッフも一緒だと思うんです!

【何度も何度も伝える】

先日、川崎の図書館に行ったところ、棚から光輝く本がありました。
 
黄色が印象的なこの本は、僕が繰り返し読んでいる「あの本」です!
 
 
 
この本↓
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図書館にまで浸透しているとはさすが迷える商人を救う本ですね〜‼︎
 
っという事で、本日はこの山田文美さんの書籍から学びを。
 
 
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私の記憶力の問題かもしれませんが、何度も聞いてやっと理解できることがあるのです。

 

(山田さんが習っている華道・書道の)

先生は華の道、書の道を伝えてくださっています。先生によって、多少表現の違いはあっても、伝えられる本質は同じです。

商売も同じではないか、と思います。

 

店側はプロです。お客様が知らないことを伝え続けることで、お客様は多くのことを知ります。

 

なぜ、この商品がいいのか。なぜ、この商品のほうが、他の商品よりもお勧めなのか。

 

優れている所、工夫された所、そうしたことは一度知ってしまうと、知らなかったときには戻れないのです。

良いものを知ってしまうと、それ以前は気にならなかったことが気になってしまうのが人間です。

 

ところが一度伝えただけでは、その3割ほどしかお客様には伝わっていないのです。

 

ですから、一度伝えたからと言って、次回何も伝えないのは間違いです。お客様は忙しい素人です。

そのため、繰り返し同じことを伝えていく必要があるのです。

 

お客様とお話ししていると、「どうして、もっと早く教えてくれなかったの?」と言われることがあります。

そう言われると、心の中で「毎月毎月、もう2年も伝えているのに」などと思う事があります。

 

2年間毎月だとすると、23回同じことを伝えて、24回目にしてやっとわかっていただけたことになります。

 

今までの23回は、いったい何だったのか?と思います。

お客様にとって23回まではタイミングが合わなかったのでしょう。

 

24回目で、ようやく必要なタイミングがやってきたのです。

 

あきらめないでよかったと感じる瞬間は、毎月やってきます。

 

華道も書道も、同じことを繰り返し稽古し続けると、

ある日突然わかる瞬間がやってきます。

 

商売においては、お客様に伝え続けることがすべての基本です。誰かれかまわず、とにかく伝えることが商売の伝道となり、お客様にお買い上げいただく第一歩となります。

 

『大型店からお客様を取り戻す“3つのしかけ”』山田文美著 同文館出版

 
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この『お客様』の部分は『スタッフ』にも置き換えられますね。
 
 
「何度も言ってるのに、理解していない!」
と日々感じている、リーダーや先輩もいるかと思います。
 
でも、数回言っただけじゃ、伝えた事にはならないんですね。
 
例えばスタッフに「これキャンペーンだからよろしくお願いします」と言っても、お客様の前になったら忘れてしまうなんて当然です。
だって、自分自身もそうであるように、スタッフさんも他にやる事が山のようにあるんですから。
 
毎回3割伝わっていれば良い方という捉え方が必要なんですね。
 
 
毎日のように伝え続ける。
目につく場所に紙に書いて貼りつける。
会話に常に加える。
伝え方に日々変化を加え、さらには楽しみ、愉しさを加えて伝える
etc...
 
 
相手からその話題が出るようになってこないウチは、「伝わってない」と思うくらいにしておかないといけませんね〜^_^;
 
 
商売も、人間関係も、茶道も書道も、とにかく伝え続けるのが基本なのは一緒なんですね。
 
《ある日突然わかる瞬間がやってきます》
 
まさに「開花」の瞬間を求めていきたいですね。
 
 
 
P.S. ちなみに黄色地にオレンジの背表紙は日焼けで読めなくなってしまっていましたので、少し前に出して図書館の棚に戻して、迷える商人の目に留まるようにしておいたのは言うまでもありません(笑)
 
 
あなたの毎日がワクワクに溢れますように。