ワクワクする「名言」で1ミリ前進

毎日を1ミリでもワクワクに。気楽に読める内容です。

笑いを仕事に取り入れた場合・・・。

【仕事に笑いは重要!?】

 
仕事は愉しく!と言いますが、本当でしょうか?
額に汗して、歯を食いしばり、必死に仕事をし続ける、そんな時間ももちろん大切かと思います。
 
しかし仕事中、常にしかめっ面で『笑い』の一つもないのは精神衛生上良くないですね。
 
さらに、それだけでなく『笑い』には凄い効果があるようです。
 
こんな本の一節を本日は引用させていただきましょう。
 
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“ユーモア”はあらゆる外界のストレスから心身を守ってくれる頼もしい盾(たて)である。
 
こんな瞬間を経験したことはないだろうか。
 
失恋や受験や仕事の失敗などで落ち込んだときに、思いがけない出来事で思いっきり笑い、笑ったあとで「あれ、さっきまでなんであんなに落ち込んでいたんだろう」と、一瞬、不幸を忘れてしまったことを。
 
笑ったあとの冷静な頭で考えれば、「あんなに悩むなんてバカバカしい」と思えることも多いものだ。
 
「笑い」の効用は、落ち込んだ原因をくよくよ何度も考える反芻(はんすう)作用を止められることにある。
 
起こってしまったことは、もう決して消せないことであり、しかたがないことである。
 
ところが、几帳面(きちょうめん)で自分に厳しい人ほど、悲しいとか悔しいといったマイナスの感情に拘泥(こうでい)して、何度も反芻することが多い。
 
ときにはそれが、自己鍛錬となり、人格に磨きをかけるきっかけとなるだろう。
 
けれども、あまり長い間落ち込んでいると、からだの免疫力が下がり、こっそり忍び寄ってきた病に襲いかかられたとき、太刀打ちできず、心身ともに状態が悪くなる可能性が高くなる。
 
もしも、自分の意志の力で、つらいことや試練にくるりと背を向けることができないのならば、なにか別の手段を見つけて、悲劇にとりついている自分の心を引っぱりはがしたほうがいい。
 
それには、面白い小説にでも没頭して、気分を切り替えて笑ってしまうのがいい。
 
実際、ユーモアと前向きな精神で難病中の難病を治してしまった例もある。
 
『死のふちからの生還』という本を書いたアメリカの『サンデーレビュー』誌の元編集長ノーマン・カズンズ氏は、激務の中で、不治の病と言われていた強直性脊椎炎という膠原病(こうげんびょう)を発病してしまう。
 
ところが、病院に入院して闘病するうちに、コメディ映画を見たり、面白い本を読んだりしてよく笑ったあとは、回復不能と思われていたからだの痛みが二時間ほどなくなっていることに気づいた。
 
そこでカズンズ氏は、自分を快適な環境におくために病院からホテルに移り、そこでユーモアと笑いを目いっぱい生活に取り入れる。
 
そして膠原病を克服してしまった。
 
 
この話には事実の持つ重みがある。
 
まさに、“笑う門には福来る”なのだ。
 
ありがたいことに、人間は同時にいくつものことに注意を払えない。
 
面白い小説を読んだりコメディ映画を見て笑いながら、自分の不幸を泣くことは難しい。
 
「不幸を忘れることなんてできない」と思うのなら、できるかどうか挑戦する、という気持ちで試してみたいものである。
 
「あんな悲劇に出合って、もう生きていけない」と思ったとしても、面白いことには笑うことができ、お腹がすいたら何かが食べたくなるといった自分を発見することで、自分の中にしたたかな生命力を見つめ直すことができる。
 
 
『いくつになっても「輝いている人」の共通点』 斉藤茂太著 祥伝社黄金文庫

 

 

 

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『笑い』の大切さを実践したエピソードが一つあります。

 

大型店の店長している時、通常朝礼を行っていますが、たまには別の角度からやりたいなーと思って、『笑い』をうまく取り入れたいと思いました。

 

しかし、口下手でシャイな僕ですので、朝礼で笑いを取るような、すべらない話など持っていませんし、それを伝える技術もありません。

 

もちろん、自分が出来ないものをメンバーに毎回求めるのも無茶な話。

 

そこで、おこなったのは、お笑い好きのメンバーが当時いたので、そのメンバーにある依頼をしたのでした。

 

その依頼とは、

 

『あなたのおすすめ芸人さんのDVDを借りてきて!』

 

でした。

 

そして、そのDVDを朝礼の時に店のメンバーと一緒に見ることにしたんです。

 

もちろんDVDなのでそれなりの時間がかかります。

朝礼時間では足りないので、その日は『お笑いデー』として、強制でなく集まってもらえるメンバーだけということにしましたが、結果としては毎回全員出席でみんなで朝一から大笑いで営業スタート。

 

こうなれば自然とお客様との接客も笑顔になるのはいうまでもありません。

 

また共通の「ネタ」でチームワークも向上しますし、それを紹介したDVD担当のスタッフも鼻が高くなり、彼の自尊心もMAXに。

 

それが直接とは言いませんが売上UPに繋がるという因果関係も感じることができました。

 

仕事は愉しく!はもちろん笑う楽しみだけではありません。

しかし、

人生の多くの時間を使う仕事ですので、しかめっ面だけでなく『笑う』楽しさもなるべくたくさんちりばめていきたいものですね!!

 

ちなみにDVD、M1などの時は大笑いですが、「ラーメンズ」のチョイス時はなかなか味のある笑いで後引きました。。。

 

 

あなたの毎日がワクワクに溢れますように。